乳がんになりました

33才乳がん治療の中での心の動きなど、つらつらと書きます

選択することの難しさ

手術まで2週間あまり。

 

ここに来て、ある怖れが湧いてくる。

 

本当にこの選択で良かったのだろうか、という怖れ。

 

始めに乳がんが見つかった病院では、温存手術した場合、かなり見た目が変わってしまうと言われた。

乳腺を全摘して再建することもできると教えられ、頭では冷静に聞いているつもりでも、心は受け入れることができず、「何を言ってるんだろう、この人は」という気持ちになった。

 

その後、セカンドオピニオンで行った病院では手術の待機期間が長くなるため、先に抗がん剤治療を行うことに。

 

結果として、エコーではがんが分からないほどに小さくなり、温存手術で最小限切り取ることが可能になった。

 

あぁ良かった。

 

と、思っていた。

 

ところが、しかし。

 

人間というのは欲が出てしまうもので、がんが無くなったのに、手術しなきゃいけないの?と思ってしまう。

 

聞けば、担当医も「10年先の未来では、切らなくて良くなるかもしれません」とか言うではないか。

 

ますます切りたくない、と私は思う。

 

とはいえ、現段階では切ってみないと本当にがんが無くなったのか分からない(ちなみに最終的なMRIでがんが写っていなくても、わたしのようなトリプルネガティブの患者さんの3割はがんが残っているそうです)ということなので、

 

安心のために切るしかないか、、と手術することにした。

 

が、そこに至るまで、実際にやってみるとものすごーく葛藤があるのである。

 

傷ができるから嫌、

手術が怖いから嫌、

何かが変わってしまう、

失ってしまう気がする、

という理由はもちろんあるけれど、

それだけではない何か、がある。

 

でも言葉でうまく表現ができないので、とてももどかしい。

 

周りの家族も巻き込んで、なんやかんやでやっと決めた手術。

 

あとはできるだけ、心穏やかに手術の日を迎えるだけ。

 

なのに、

 

今度は全摘して再建した方がきれいで良かったのではないかと思い始める。きりがない。

 

もし、予想したより傷が深かったら?

 

その姿でも、愛されるだろうか?

 

そういう不安がやっぱりあるんだなぁ。

 

まぁ、これだけ悩んだ末に決めた事なので、自分の選択に自信を持つしかないのですよね。

抗がん剤が終わった!

抗がん剤治療を始めて早半年。

 

予定していた薬剤の投与を全て終えることができた。良かった。

 

ドキトルビシンとエンドキシンを3ヶ月(3週間に一度の投与)、その後パクリタキセルを3ヶ月(毎週投与)。

 

ドキトルビシンとエンドキシンの副作用は、吐き気、気持ち悪さが1週間程度。ご飯は食べられる。味覚の変化。脱毛。

結構きつかったけど、10年前に比べれば吐き気止めも進化してましになっているそうだ。

あまり思い出したくないな。

 

パクリタキセルの副作用はあまりない。特に始めの頃は拍子抜けするほどに楽だ。

次第に手足の先にシビレが出るが、さほどひどくない。脱毛が更に進む。眉毛とまつ毛も最終的になくなった。笑

 

すでにエコーでは分からないくらいにガンは小さくなっている。完全になくなっているかもしれないが、それは手術してみないと分からないという。

 

2週間後にMRIを撮って、8月頭に手術する予定。

 

何はともあれ、ここまで来れました。感謝。

クリップ挿入&抗がん剤開始

わたしのがんはまだ小さく、抗がん剤が効いてほとんどなくなる可能性があるらしい。

 

それでも、手術は必要らしい。

 

その際、目印になる小さなクリップを腫瘍の真ん中に挿入した。

 

針生検のときに刺した同じ場所から局所麻酔で挿入する。

 

時間にして10分程度。

 

痛みはないけど感触が少し気持ち悪い。

 

午後からは抗がん剤投与。

 

7〜10日後あたりから白血球が減少するので、

人混みの中に行かない、外出時はマスク着用など注意点を説明される。

 

副作用軽いといいな。

遺伝子検査カウンセリング

遺伝子検査についてのカウンセリングを受けた。

 

若年乳がんでトリプルネガティヴなので、乳がん卵巣がん症候群の疑い。

 

がんの発生要因の9割が環境によるものらしいが、残りの1割は遺伝性らしい。

 

生まれつき遺伝子に変異があるために、一般よりがんになりやすい人がおり、血液検査(自費診療)で分かる。

 

遺伝性のがんの特徴や、検査を受けることのメリットデメリットを説明してもらった。

 

仮に遺伝性のがんだった場合、再発のリスクが高まるので、乳房温存はあまり勧められないみたいだ。

 

乳頭の下にも乳腺があるので、リスクを下げたければ乳頭も取ることを考える。

 

反対側の乳房や卵巣がんにも注意が必要で、検診も自覚症状もない卵巣がんは見つかった時には手遅れになりやすいとのこと。

 

35才〜40才くらいで予防的に切除する人もいる。

 

卵巣を取れば妊娠は望めなくなる。

 

遺伝子は2つが1組になっていて、子供には父と母からひとつずつ受け継ぐ。

 

仮にわたしの遺伝子に変異があれば50パーセントの確率で受け継がれると言われた。

 

ただ、その遺伝子を持っていたとしても、全ての人ががんを発症するわけではない。

 

あくまで、確率が高まるということなのだけれど、種類によっては80パーセント近くに上がるみたい。

 

ひとまず、説明を受けて、検査を受けるかどうか考える。

 

気になるので受けたいが、なんとなく怖い気もする。

 

家族にも大なり小なり影響する話でもあるし。

 

 

治療開始まであと少し

先日、がんセンターに行ってきた。

 

手術待ちの患者さんが多いらしく、仮に乳房全摘と再建を同時に行うとなると早くても4月になるらしい。

 

私のガンタイプはいわゆるトリプルネガティヴで、進行も早いことから、手術を待たずに抗がん剤治療を開始することにした。

 

進行を抑えて、もし抗がん剤が効いたらガン細胞も小さくなる可能性もあるとのこと。

 

小さくなれば乳房温存手術もよりきれいにできるかもしれないらしい。

 

仮に全摘となっても、更生病院と違って乳頭を残す手術ができるそうなので、どちらにせよ手術はやはりがんセンターがいいのかな。

 

抗がん剤治療により髪の毛が抜けてしまうので、ウィッグを買わなくては。

 

どれくらい辛いのか分からないから少し不安だ。

ただ、良く効く吐き気止めもあるそうなので、なんとか気を落とさずに最後まで続けられるといいなと思う。

 

先日の診察では、遺伝子検査の話も出た。

 

家族歴に乳がん卵巣がん患者はいないものの、若年乳がんであることから、生まれつき遺伝子に異常があることでガンを発症しやすい体である可能性があるらしい。

 

簡単な血液検査で分かるそうだか、保険適用外のため驚くほど高額だ。

 

受けたい気持ちもあるが、もし遺伝子の問題があると分かるとまた新たな不安や将来的なリスクについて考えないといけなくなるのは正直言って気が重い。

 

ただ、再発のリスクが通常より高いならそもそも乳房温存もしない方がよいわけで、その判断をするにはやはり、遺伝子検査をする必要がある。。

 

ひとまず、来週遺伝子検査カウンセリング(必須)の予約を入れたので、説明を受けてまた考えたいと思う。

 

 

不安?

A病院からの紹介を受け、B病院の初診を受けるまで約一週間。

 

なんだか時の経つのが遅く感じられる。

 

もやもや。

 

漠然とした不安が広がる。

 

早く手術してほしいような、怖いような。

 

そういうものなのかな。

 

全てのことはより良くなる方向へ流れている。

 

起こることは全て最高善と信じて。

 

紹介状

手術を受ける病院への紹介状の準備が出来たので受け取りに行ってきた。

 

乳腺科の先生の勧めもあり、手術は名古屋の病院で受け、その後の化学療法は地元の病院で受けることになった。

 

乳房をきれいに温存できる病院が見つかって本当に何より。

 

少し遠いけれど、希望する手術ができるのなら致しかたない。